走る税理士の営業エリアは42.195km! ~活動エリアを限定して地域一番を目指す~

 

af0100024915開業当初の事業展開を考える際、ビジネスの営業エリアを想定しておく必要があります。

最近はネット環境が発達していますから、より広範囲でグローバルな営業エリア展開をすることも可能になっています。
小さな田舎の町の一角から、世界に向けてビジネスを展開していくことも夢ではなくなりました。

ただ、事業内容によっては営業エリアを広げ過ぎてしまうと、かえってマイナス効果に働いてしまうモノもあります。
特に対面的・対人的なサービスについては、営業エリアを絞った方が効果的なビジネス展開を進めていくことが出来るのです。

地域を絞った方が効果的なビジネス

営業エリアを絞った方が良いビジネスとしては「対面的であり対人的であるサービス」が挙げられます。
例えば、飲食店や理美容業、エステや整体、マッサージ、小規模な医療系クリニックや介護事業所などというところ。

maxresdefault

このような事業の顧客、すなわちそのサービスを買ってくれる層というもの、そのお店がある周辺に住んでいる人たちがターゲットになるかと思います。

小田原・箱根のような観光地の場合、飲食店に訪れる人たちの中には遠方から来られる観光客も多いかもしれません。
ただ実態を調べてみると、観光客など外からの人が落としていくインバウンド消費よりも、その地域に住んでいる人たちが消費してくれる割合の方が圧倒的に高いのです。

もちろん観光客をメインターゲットにした飲食店や小売店もありますが、そういったお店は広告費などにも相当お金をかけています。
小田原で言えば「鈴廣かまぼこ」などが有名ですが、あそこくらい広告にお金をかけないとなかなか観光客をメインとして勝負するのは難しいのです。

ですので、やはり対面・対人的なビジネスは、その地域に住んでいる人たちに向けてアピールしていくことが非常に大事なのです。

広告などの費用対効果も高い

このあたりを注意しておかないと、余計なものにお金をかけてしまうことになります。
特に注意しなければならないのは広告にかける費用です。

お店を始めると「ホームページのSEO対策をすればお客様も増えますよ」というような営業電話がかかってくることがあります。
SEOとは検索エンジン最適化といわれるもので、ヤフーやグーグルなどの検索サイトで上位に表示させるテクニックのことなのですが、自社のホームページの完成度が低いうちにSEOをしても効果は低いです。
また、ホームページで上位表示されても、自分のお客様になってくれそうな人がネットで検索するような購買層でなければ意味がありません。

自分の顧客のエリアがある程度絞れるようであれば、どこに広告を出せば効果的なのか見えてくるでしょう。
地域の年配層がターゲットであればエリアを絞って新聞の折り込み広告などを入れても良いですし、また若い層がターゲットであればSNSや地域限定のリスティング広告なども有効です。
また古いやり方かもしれませんが、大きな看板を出すのも一つの方法です。

azbld2

最近の新しいお店はデザインに凝り過ぎていて、パッと見ただけでは何のお店か分かりづらいことが多いです。
やはり「うちのお店はこういうところだよ!」ということを分かりやすくして上げることはとても大事なことです。

このような看板の手法は地域の住民やそこを通る人にしかアピールできませんが、営業エリアがお店の周辺をターゲットにしているならば費用対効果が最も高い手法といえます。

自分の営業エリアは42.195km!

偉そうなことを言っていますが、自分も開業した当初は営業エリアについて漠然と考えていました。
「東京都内だろうが地方だろうが、お客様になってくれる人なら誰でも良い」
というようなスタンスで考えていましたが、やはりその考え方だとなかなかうまくいきません。

そこで、神奈川県西エリアを中心に平塚・厚木までを活動範囲として設定しました。
「走る税理士」と名乗っているので、事務所から走ってフルマラソンの距離である42.195kmの範囲です。

image

東は相模原や藤沢まで、西は御殿場や熱海、沼津くらいまでカバーする範囲です。
この範囲であれば、自分の足で走っても「3時間20分」で訪問できます。
目標は3時間で訪問!
トレーニングを頑張って何とか目標達成したいと思います。
(実際に車なら1時間程度です。都内と違ってスイスイですから。)

まとめ

開業当初に営業エリアを絞り込む、ということは結構勇気がいることです。
自分で営業の拡大に歯止めをかけてしまうようなイメージがありますからね。

ただ、その限られた営業エリア内で一番店を目指すことは結果的に自分のビジネスを広げていく足掛かりになります。
経営学的には「ランチェスター戦略」と呼んだりしますが、まずはそのエリア内で地盤を固めていくことを心がけましょう。

 

 

The following two tabs change content below.
すずき会計代表 税理士 行政書士 小田原・湘南地域を中心に地域密着で中小企業をサポート。 「走る税理士」としてトレイルランニングで百名山制覇に挑戦中! 相続や事業承継などに特化した「小田原相続サポートセンター」や起業家を支援する「小田原会社設立開業サポートセンター」などを運営している。

ABOUTこの記事をかいた人

すずき会計代表 税理士 行政書士 小田原・湘南地域を中心に地域密着で中小企業をサポート。 「走る税理士」としてトレイルランニングで百名山制覇に挑戦中! 相続や事業承継などに特化した「小田原相続サポートセンター」や起業家を支援する「小田原会社設立開業サポートセンター」などを運営している。