喪中の相手に年賀状を送っても構わない~知っているようで知らないコト~

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11月も後半になってくると、そろそろ考えなければならないのが「年賀状」。
最近はメールやSNS上でのメッセージのやり取りで済ませてしまう人も多いようですが、まだまだ年賀状は根強い人気があります。

特にビジネスをされている方にとっては、新年のあいさつを取引先や関係先へ送ることは関係性を保つ上でも重要なポイントの一つ。

そうは言っても「今年は喪中だから年賀状はどうしようかなぁ」と迷っている方もいるかもしれません。

ただちょっと待ってください。
あなたの「喪中」の考え方は、手紙のマナーとして正しいものでしょうか?

喪中の基本的な考え方

そもそも喪中とはどのような状態を指すのでしょうか。

【喪中とは?】
近親者が亡くなった場合、一定の期間、故人の死を悼み、身を慎むことを「服喪(ふくも)」といいます。
元々は神道の穢れ(けがれ)という概念から来ている風習です。
古くから、死は穢れの一種と考えられてきました。
身内に死者が出るとその穢れが他の人に波及しないように、一定の期間は他の人と相対さないように生活していこうという習わしが今に残っているものです。
(郵便局HPより)

この喪中の対象となる方は、一般的に二親等までの親族とされています。
最近では同居の有無などで喪中を判断しているケースもあります。
例えば、二親等の祖父母の場合であっても、同居していなければ喪中とみなさないことも多いようです。

ビジネスとプライベートは分けるという考え方

「社長のお母様が亡くなった場合、会社の年賀状も出してはいけないの?」
ということを聞かれたことがあります。

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例えば、社長のお母様が会社の役員などであった場合、会社全体喪に服すということも考えられます。
ただ、敢えてプライベートとビジネスの部分は分けて考えられているケースが多いようです。

商慣習的には、たとえ会社の役員やその親族が亡くなったとしても、会社としては通常通り年賀状を送ることの方が多いようです。
あくまで個人は個人、会社は会社としてのビジネスの面を重視するほうが一般的です。

会社の従業員視点から考えても
「社長はプライベートとビジネスはしっかり分ける人なんだな」
と公私混同しない姿を見せることにもなります。

個人事業をされている方でも、ビジネス上の取引相手には年賀状を送って、身内や友人には喪中はがきを送るといったように分けている方も多いです。
喪中はがきを送ることで、逆に気を使っていただいても悪いですからね。

喪中の相手に年賀状を送ってもマナー違反ではない

喪中の相手に年賀状を送ることはマナー違反なのでしょうか。

そもそも喪中はがきとは「欠礼状」とも呼びます。
先ほど書いたように、喪中の期間は新年のあいさつを一般的です。
ですので「こちらからは新年の挨拶をすることが出来なくて申し訳ありません」と非礼を先に詫びるのが喪中はがきの意味するところです。

「喪中だから新年のあいさつもしないし、挨拶もしてこないで!」という意味ではありません。

たとえ喪中であったとしても年賀状を受け取ることは別に構わないのです。
ですからもちろん喪中の方に年賀状を送ってもマナー違反ではありません。

それでも喪中の相手に年賀状を送るのはチョット・・・という方に

ただ、そうは言ってもわざわざ喪中はがきを送ってきた方へ年賀状を出すのもどうかなぁ・・・と思う人もいるかもしれません。

そういう場合にはちょっと挨拶に一工夫してみるのも良いかと思います。

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私の場合、友人などから喪中はがきをいただいた場合には、年賀状よりもちょっと早いタイミングで「クリスマスカード」を送っています。
12月20日過ぎくらいに着くようにハガキで送ります。
絵柄はディズニーなどのもので、年賀状で書いている内容と同じような簡単なあいさつを書いています。

そのほかにも年賀状ではなく「喪中見舞い」などを送るのも良いかもしれません。

まとめ

あいさつというモノは、お互いにしあった方が嬉しいものです。
山を歩いている時にすれ違ったハイカー同士で「こんにちは~♪」とあいさつし合うと、とても良い気持ちになります。

最近はメールやSNSで気軽に連絡を取り合えます。
わざわざ年賀状を書かなくても・・・と思うかもしれませんが、やっぱり手紙の方が心温まるものです。

年に一度くらい、旧友やお世話になっている方にあいさつをする習慣は続けていきたいですね。

 

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すずき会計代表 税理士 行政書士 小田原・湘南地域を中心に地域密着で中小企業をサポート。 「走る税理士」としてトレイルランニングで百名山制覇に挑戦中! 相続や事業承継などに特化した「小田原相続サポートセンター」や起業家を支援する「小田原会社設立開業サポートセンター」などを運営している。

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