「光宙ちゃん」・・・さて何て読む? ~年末調整処理の苦悩「名前が読めない」~

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会社にお勤めの皆さんは、会社から年末調整の書類をいただいたでしょうか。
毎年のことですから、もう書くのに慣れていられる方も多いかもしれません。

この年末調整の時に配る用紙のことを「扶養控除等申告書」といいます。
税制改正などにあわせて毎年少しづつ様式が変わっていますが、基本的な部分については変わることはありません。

ただ、年末調整の手伝いをしている税理士にとって、
「ここはちょっとどうにかして変えて欲しい」
という部分が結構あります。

字が小さい、用語が難しい

まず大前提として、この扶養控除等申告書は「税金にそんなに詳しくない一般の会社員の人」に記入をしてもらう書類だというコト。
用紙の記入方法については申告書の裏面に書いてありますが・・・字が小さすぎる!

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もうね・・・読むなと言わんばかりの小ささですね。
まるで悪徳商法で使われる説明書のようです。

しかも一般の人にとっては使われている用語が難しすぎる。
「扶養親族」、「生計を一にする親族」、「控除対象配偶者」、「事業専従者」と言われて理解できるサラリーマンがどれだけいるか。
「所得」と「収入」の違いについて理解しているサラリーマンがどれだけいるかということです。

まず裏面を読む人はいないでしょうね。いても理解できるかどうか。
もうちょいポイントを絞って説明を書かなければ、一番重要なポイントを見落としてしまう。
「ここに書いてあるでしょ」的なお役所仕事の典型例です。

実務を無視した書類の様式

今年の年末に配られた扶養控除等申告書から、個人や会社のマイナンバーを記載する欄が出来ました。
この制度の良し悪しは置いておいて、用紙左上の会社が記入すべき欄に注目。

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「給与支払者の名称」「給与支払者の法人番号」「給与支払者の所在地」を記入するようになっています。
今年から真ん中に支払者のマイナンバーを記入する欄が出来ました。

この部分に下の写真のような会社の横判(ゴム印)を押している会社も多いでしょう。

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・・・おっと、マイナンバー欄が出来たせいでゴム印が押せないじゃないですか!
最近はブロック印(組み合わせるもの)も増えてきましたが、それでも一個一個バラバラに押す必要があります。

私も先輩税理士に言われて気づいたのですが、まさかこんな落とし穴があるとは・・・。

この用紙は年末調整説明会などの会場で配られていますので多くの会社が同じフォーマットを使っているはず。
来年は改善してほしいものです。

お名前が読めなくてスイマセン。。。

用紙の中央部には扶養などの情報を書く欄があります。

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お名前を書いていただく欄が非常に細長く小さくなりました。
これをもう少し大きくして欲しいというのも一つの要望なのですが・・・できればフリガナと性別を書く欄を作って欲しいです。

まぁ・・・これは私の知識不足というコトもあるのですが、特に最近のお子様のお名前は非常に個性的でして・・・。

・・・あぁ、もうぶっちゃけ言って子どもの名前がキラキラ過ぎて読み方が分からないんですよ!

例えばですよ・・・

月音
楽音
瑠杏


歩夢
奏音

月杏
流音


瑠音

瑠音
琉温

上の名前はすべて「るん」と読む名前なんだそうです。読めますか?

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扶養している子供などの情報なのでフリガナは記載する必要はないのですが、情報をPCに入力する際には非常に戸惑います。
しかも昔は名前である程度の性別を判断できたのですが、最近の子供の名前は名前だけでは男女の区別がつきにくい!

会社の総務で働いている人たちも同じ意見を持っているはずです。

外国人の方にも非常に分かりにくい内容です。

外国の方には書きにくい様式です

外国人の方であれば、源泉徴収票の本人のお名前は英文表記などになりますよね。
それでも源泉徴収票にフリガナを書くことを要求されるわけです。
日本語で表現できない発音はどう書けばいいんだろう・・・と思うこともしばしば。

また生年月日などについても和暦(平成○○年・・・)という表記方法です。
外国人の方に自分の生年月日や家族の生年月日を和暦で書かせるのは相当な苦労です。
グローバルな社会になってきているのですから、和暦ではなく西暦で統一して欲しい。

ただ、若い方などはそういう時代の流れに敏感のようですね。
履歴書の生年月日欄を拝見していても、30歳代以降の人は和暦で記載してくる人が多いですが、20歳代の人は西暦で記載される方が多いです。
このあたりは育ってきた環境が違うからなのでしょうね。

まとめ

とにかく税務署が作る届出などの書類は「非常に分かりにくい」内容のものが多いです。
あえて分かりにくくしているのではないかと思うくらいです。

もっと一般的に分かりやすい表現に変えていかなければなりません。

マイナンバー制度などを含めて、政府関係者は「国民の理解が深まっていない」という発言をします。

もっと書く人の目線に立って「理解できるようなシステム」に変えていって欲しいのですよ (-_-;)ブゥ。

 

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すずき会計代表 税理士 行政書士 小田原・湘南地域を中心に地域密着で中小企業をサポート。 「走る税理士」としてトレイルランニングで百名山制覇に挑戦中! 相続や事業承継などに特化した「小田原相続サポートセンター」や起業家を支援する「小田原会社設立開業サポートセンター」などを運営している。

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すずき会計代表 税理士 行政書士 小田原・湘南地域を中心に地域密着で中小企業をサポート。 「走る税理士」としてトレイルランニングで百名山制覇に挑戦中! 相続や事業承継などに特化した「小田原相続サポートセンター」や起業家を支援する「小田原会社設立開業サポートセンター」などを運営している。