【経営者の悩み】スタッフに夏休みや年末年始休みを与えなければいけないの?

この時期にお客様のところにお伺いすると「夏休みはいつからですか?」と聞かれることがあります。

ウチの事務所の場合、基本的にはカレンダー通りに仕事をする予定。
ですので特に夏休みという概念は無いのですが、やはり大きな会社や工場であればお盆の時期周辺で夏休みを設けるところが多いようですね。

雇われる側としては休みが多い方がありがたいのですが、経営者にとっては休みが増えてしまうのは悩みドコロです。

 

休みが多いのはメリット?デメリット?

 

パートやアルバイトのように「働いた分だけ給料を出す」という支払であれば、休みが多くても人件費にそこまで影響はありません。
その分だけ支払う額が減るわけですからね。

ただ、月給などの基本給の従業員を採用している場合には、「休みが多い=稼働時間が少ない」わけですから、相対的に支払う人件費が割高になるということが言えます。

本来の1か月あたりの労働日数が20日であって給料が20万円であれば、1日当たりの給料は10,000円。
夏休みがあって1か月あたりの労働日数が15日になれば、1日当たりの給料は13,333円。

お休みが増えて稼働日数が減るというコトは「営業できる日数」も減るというコト。
1日当たりの売上が10万円であれば、稼働日数が5日減れば単純に売り上げが50万減るというコトになります。

人件費の負担感が増えて、さらに売り上げの金額も落ちる。

こういう風に考えてしまうと、休みが多いというコトは経営者にとって大きな悩みの種なのです。

休みが多いというのは働く側にとってはメリットですが、経営者にしてみればデメリットと感じてしまうのです。

 

夏休みや年末年始などが無くても違法ではない

 

「夏休みや年末年始は長期休暇があって当たり前じゃないの?」

そう思う方もいるかもしれませんが、実際には夏休みや年末年始の休みなど長期休暇がなかったとしても違法ではありません。

労働基準法的には

①1週間の法定労働時間40時間以内
② 1週間に1日以上の休み

などの要件さえ満たしていれば、長期の休暇が無かったとしても違法にはならないのです。

ですから、「うちの会社は日曜日休みだけであとは出勤日」というカタチにしてもOKなのです。

夏休みや年末年始の休みだけでなく、祝祭日を出勤日にしたとしても問題はありません
1週間に働く時間がオーバーしなければいいのです。

もちろん、就業規則などの会社のルールのなかで「土日休み、年末年始は12月29日から1月3日まで休み」というな定めがある場合や有給休暇などを使って休みをとる場合など、最初から定められているものや従業員に与えられている権利を使って休みをとる場合は別です。

ですから、経営者の立場としては休みの日を出来るだけ減らすことも可能ではあります。

212-700x465

 

はたして人が集まるかどうかが問題

 

ただ、そうは言っても働く側としては休みが多い方が嬉しいですよね。

やはり休みの少ない職場というのは人気がありません。
特に業界的に休みが確保しにくい現場というのは、給料面での待遇を良くしても求人に苦労してしまいます。

介護や医療、運送業や宿泊施設、飲食店など、労働時間が長時間で、かつ、休みがとりにくい業界というのはいつも人の採用に困っています。

経営者としては休みが少ない方がありがたいのですが、やはり働き手を集めるためにはある程度の休日を考える必要があるということです。

 

仕事のバランスを考えて休みを設定する

 

上手に休日を設定してあげることで、仕事のバランスとスタッフの休日のバランスをとることも大事。

例えば、忙しい時期が季節によって偏る業界などは繁忙期の休日を減らして閑散期の休日を増やすといった方法をとることも可能です。

会計業界などは12~3月の期間は繁忙期で忙しくなるので、その時期の祝祭日は出勤日。
その代わりに少し仕事量に余裕の出る8~10月にお休みを振り替えてあげれば、バランスをとることができます。

あえて長期休暇を作るかわりに、普段の祝祭日は勤務にするといった方法も考えられるでしょう。

また、フレックスタイム制を導入して従業員に休みを決めさせるのも一つのアイデアです。

休みの取り方ひとつをとっても戦略をもって検討していくことが大事。

このような制度は従業員の理解も必要なので、これから人を採用していこうと思う方は最初から休日戦略を考えておいた方がベターですよ!

 

まとめ

 

最近はお給料よりも「自分の働き方」を重視する人が多いです。

良い人材をとるためには、経営者側もスタッフのニーズが何にあるのか考えてあげることも大事です。

その方がスタッフの生産性も上がるかもしれませんよ!

 

|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

【編集後記】

6針も縫う大ケガをした息子ですが、1日たったら本人はケロッとしています。
包帯を巻くことにステータスを感じているよう。
確かに自分も子供のころ、初めて包帯をした時に「なんかカッコいい!」と思っていたことを思い出した。

【今日のトレーニング】

今朝はかなり雨が降っていたのでお休み。
ちょっと体調管理にも気をつけなければ・・・。最近無理が多いか?

【1日1新】 1日1新についてはコチラ

新しいスーパーのお弁当

|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

The following two tabs change content below.
すずき会計代表 税理士 行政書士 小田原・湘南地域を中心に地域密着で中小企業をサポート。 「走る税理士」としてトレイルランニングで百名山制覇に挑戦中! 相続や事業承継などに特化した「小田原相続サポートセンター」や起業家を支援する「小田原会社設立開業サポートセンター」などを運営している。

ABOUTこの記事をかいた人

すずき会計代表 税理士 行政書士 小田原・湘南地域を中心に地域密着で中小企業をサポート。 「走る税理士」としてトレイルランニングで百名山制覇に挑戦中! 相続や事業承継などに特化した「小田原相続サポートセンター」や起業家を支援する「小田原会社設立開業サポートセンター」などを運営している。