相続の専門家の資格「相続診断士」に合格しました♪

日本には多くの資格があります。
税理士や弁護士、公認会計士などの国家資格から、ほとんど誰にも知られていないような民間の資格までさまざまなモノがあります。

正確な数は分かりませんが、どうやら大小合わせれば3,000以上の数の資格があるようですね。
(ちなみに国のお墨付きがもらえる国家資格は約300ほどらしいです)

私も税理士や行政書士、情報処理技術者などという国家資格ホルダーですが、それ以外にも簿記検定や英検、MOSなどの資格も持っています。

相続にかかわる仕事をしているので「何かそれに関連する資格を持っておこうかな」と思い、相続に関係する資格というコトで「相続診断士」の試験にチャレンジしてみました。

 

相続診断士とは?

相続診断士とは、一般社団法人相続診断協会という団体が主催する民間資格のことです。

相続診断士は、相続に関する広く多岐にわたる問題を理解し、一般の方への啓蒙活動を行います。
その中で、相続についてトラブルが発生しそうな場合には、できるだけ事前に弁護士、税理士、司法書士、行政書士などの専門家に橋渡しを行い、 問題の芽を早めに摘み取り、相続を円滑に進める『笑顔相続の道先案内人』として社会的な役割を担います。
(相続診断士HPより)

基本的には「相続に関する知識を持っている人」ということを認定してもらうための資格です。

弁護士や司法書士、税理士のように、この資格を持っていないとできない仕事があるというわけではありません。

争いのある相続の法律相談にのれるのは弁護士だけですし、土地などの相続登記を行えるのは司法書士だけです。
税に関する相談や申告は税理士だけにしかできませんし、遺産分割協議書などの作成には行政書士の資格が必要となります。

ですから、相続診断士としての資格を持っていてもいなくても実際の業務には何も影響がありません。

ただ、簿記1級の資格が無くても帳簿を作ることは出来ますが、持っていた方が「ちゃんとした帳簿を作れそう」というイメージはもてますよね。
英検1級が無くても英語を話すことは出来ますが、持っていた方が「英語が話せそう」というイメージがもてます。

同じように、相続診断士の資格が無くても相続に関係する仕事は出来ますが、持っていた方が「相続に詳しそう」というイメージが持てるのではないかと。

実際のところ、相続診断士の仕事というのは「専門家への橋渡し」という意味合いの強い資格のようです。
ですから、金融機関や保険会社、不動産関係の仕事をされている方が取得をされていることが多いようです。

なぜ相続診断士の資格をとるのか?

本音を言えば「相続の仕事をしているというイメージをもってもらえそう」というイメージのためです。

税理士・行政書士として相続の仕事に携わっていますが、多くの方から
「相続が起こった場合にどこに相談していいか分からない」
という問い合わせを多く受けます。

具体的に「私は相続の専門家です!」と手を挙げている人に知り合いがいれば、その人に相談してみようと思えるかもしれませんが、普通に生活していたらなかなかそういう人には巡り合えないですよね。
まして相続というものは、人生のなかでそうそう何度も巡り合うライフイベントではありません。

ですので、そういった方たちの手続きの窓口をやっているよ~ということを示してあげるために「相続の専門家」と名乗っておこうと思います。

勝手に「相続コンシェルジェ」とか名乗っても法律的には構わないのですが、せっかくなので相続診断協会さんのお名前をお借りすることにしました。

また、この相続診断協会さんが扱っているエンディングノートやチェックシートの完成度が高そうなので、それを使いたかったというのも理由の一つです。

image2

相続診断士の試験内容と勉強方法

相続診断士の試験は決まった時期に行われているわけではありません。
随時、自分の好きなタイミングで受験をすることができるCBT試験という方式を採用しています。

全国に指定会場が用意されていて、自分の好きな会場と試験日程を選んで申し込みを行います。
試験は筆記試験ではなく、パソコンを使って解答をしていくというモノ。
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)などの試験と同じようなものですね。

受験をするためには37,800円の受験料が必要となります。

この受験料には
① 試験(60分)1回分
② 試験用のテキスト1冊
③ 試験対策用の講義6時間分が収録されたDVD2枚組
が含まれています。

試験に申し込むと1週間ほどで手元に②のテキストと③のDVDが届くので、特に専門学校に行ったり教材を自分で購入する必要はありません。
その講義やテキスト費用を含めての価格設定なので、高いか安いかは微妙なトコロ。
全く知識が無くて「相続に関することを勉強したい!」という人にはコスパは高いかもしれません。

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自分の場合、DVDを見始めて15分でやめました。
あまりにも基礎的な内容だったので観なくてもいいかなと。
最後に練習問題がついていたのでテキストを読む前に解いてみましたが、初見で9割以上は解答できました。
ですので改めて勉強したのは、テキストを1回通読した程度です。

試験の内容は下記の通りです。

【カテゴリー毎の出題数】
▼コンプライアンス 10問(20点)
▼民法相続編 15問(15点)
▼相続税 15問(20点)
▼相続税穴埋め 12問(24点)
▼法定相続分 3問(9点)
▼基礎控除 2問(6点)
▼小規模宅地 3問(6点)

問題形式は○×、択一、穴埋めで合計60問が出題されます。
基本的な問題が中心なので、難易度はそれほど高くありません。
税理士試験の相続税法が難易度が10だとすれば、2~3程度のレベルです。

試験は60分のCBT方式。
試験会場のPCで問題を解いていきます。

実際に試験を受けてみた

私が受験したのは渋谷駅から徒歩5分の渋谷テストセンターというトコロ。
雑居ビルの5階にひっそりとありました。
(会場内は写真撮影禁止です)

DSC_0312

受付を済ませて本人確認をします。
試験予定時間の30分前に到着したのですが、すぐに試験開始が出来ると言うのでとっとと始めることにしました。

試験時間は60分ですが15分もあれば全て解答できる内容です。
試験時間前でも好きなタイミングで終了できるので、最後の問題を解き終わった後に終了ボタンを押しておしまい。

画面上でスグに合否の結果が分かります。

DSC_0315

結果は100点満点で95点。
70点以上で合格なのでとりあえずクリアはしたのですが、マイナス5点だったのが恥ずかしい・・・(;´Д`)
結果しかわからないので、どの問題を間違えたのかは分かりません。

ま、とりあえず相続診断士の試験には合格できました。

実際に登録されるのは合格した日の属する月の翌々月の1日ということなので3月1日に認定登録ということになりそうです。

まとめ

正直、資格の難易度でいえば「税理士試験の相続税法を一通り勉強した人なら改めて勉強しなくても合格できる」レベルです。
試験問題の半分以上は相続税法に関する問題なので、相続をやっている税理士ならほぼ100%合格できる内容。
自分はテキストを通読した1時間程度で合格できました。

試験の性格自体が、個人の能力を試す試験というよりも協会に入会するための試験のようなモノです。
実際に合格率は9割以上だそうなので、この試験に合格したからと言って「すごーい」という代物ではないですね。

相続税法を勉強している税理士受験生が、基礎学力確認のために受けても良いかもしれませんが、そのために37,800円払うのは高いかなと。

保険外交員、金融マン、不動産関係者や相続をメインの業務としていきたい人には良いかもしれません。

もちろん、この資格だけで商売するのは厳しいですけどね。

 

 

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【編集後記】

新しくなった渋谷駅に初めていったのですが、ウワサ通り「ダンジョン」になってましたね(;´・ω・)
途中でリレミトしたくなりました・・・。
迷いに迷ったのですが、ようやく半蔵門線に乗れた時はホッとしました。

【今日のトレーニング】

状態が改善しないので割り切って1週間は休養期間を置きます。
次のレースまでそんなに時間はありませんが焦ってもしょうがないですからね。

【1日1新】 1日1新についてはコチラ

相続診断士のCBT試験
丸の内のスターバックス
新しくなった渋谷駅

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すずき会計代表 税理士 行政書士 小田原・湘南地域を中心に地域密着で中小企業をサポート。 「走る税理士」としてトレイルランニングで百名山制覇に挑戦中! 相続や事業承継などに特化した「小田原相続サポートセンター」や起業家を支援する「小田原会社設立開業サポートセンター」などを運営している。

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