「なぜ税金があるのか?」ということは子どものうちから知っておいた方が良い~租税教室を通じて~

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各地域の税理士会では「税」にまつわる様々なことについて活動を行っています。
確定申告の時期には無料相談会を行ったり、商工会議所などで簿記教室の講師を務めたり、市民センターなどで個別相談会を行ったり・・・。

どの活動も大切なことだと思いますが、そういった活動の中で私が一番大好きなのが「租税教室」。
小学校や中学校、高校の子供たちに税金のことについて考えてもらうための企画です。

大人が想像している以上に反応があって、講師をしているコチラもとても刺激を受けます!

小田原・足柄エリアでは開催数が圧倒的に多い

租税教室は小学校、中学校、高校生に対して「税金がなぜあるのか、税金は誰のためにあるのか」ということを知ってもらうための企画です。

全国どのエリアでも開催していると思うのですが、その中でも神奈川県西の小田原・足柄エリアの税理士会小田原支部は租税教室の開催数がダントツに多いそうです。

我々が所属している東京地方税理士会は神奈川県と山梨県の2つの県の税理士で構成されています。
4,700名ほどの税理士が所属していて20支部に分かれていますが、支部の規模としては小田原支部は一番小さいクラス(100名ちょい)。

横浜・川崎などの大きい支部でも年間10~20校程度やっていればいいそうで、小田原の次に多い鎌倉支部でも40校くらいなんだとか。
それに対して小田原支部での開催数は65校と圧倒的に多い。

小田原支部エリアの小中高の学校の数の合計は約90校なので、7割近い学校で開催させてもらっていることになります。

学校の先生たちや保護者の方をはじめ、地域の多くの方に理解してもらっているからなのかなぁと思います。

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人数が少ない小学校でも子供たちと近くでお話しできるので、コチラも楽しいです♪

ちなみに私は今年度だけで小学校7校、中学校1校、高校3校をまわらせていただきました。
(租税教室マスターですね(*^^)v)

子どもたちウケは良いのです♪

「小学生に税金のことを話すのはどうなの?」
「どうせ税金を美化するための茶番じゃないの?」

正直、この租税教室に携わるまでは、私自身も租税教室というモノに懐疑的な部分もありました。
国税庁をはじめとした「お役人サイド」が税金を集めやすくするための片棒を担ぐ、みたいなイメージがあったのは否めません。

ただ、実際に多くの学校に行って子どもたちに税金の話をすると想像以上に子供たちのウケが良いのです。

子どもたちだってお店でお買い物をします。
お店の棚に並んでいる商品につけられた値段より、実際にレジに行って払う金額の方が多いことは実感していますし、その差額が消費税であることも良く知っています。

ただ

▼ なぜ消費税を払わなければならないのか
▼ 消費税が何に使われているのか

ということを知っている子供は少ないのです。

大人にとっては当たり前のことかもしれないですけど、子供たちにとっては新鮮な知識なんですよね。

税金がどういうことに使われているかを知ってから消費税を払うのと、知らないで消費税を払うのとでは考え方も違うでしょ。
大人だって、何のために使われているのか分からないものにお金を払いたくないですよね。

なので、できるだけ「税金はこういったものに使われているんだよ」ということを子供たちにも分かりやすいカタチで伝えられるように努力しています。

そして授業の最後に、一番大事なコトは「税金の使い方は自分たちで決めることなのだ」ということを伝えています。
この部分は租税教育推進委員会の資料には入っていないのですが、自分は最後に必ず伝えるようにしています。

「自分たちのお財布から集めた税金は、自分たち自身で使い方を考えるんだ」

キレイごとのように思う方もいるかもしれませんが、そもそもこういう考え方を教えていないから行政のやることを他人事みたいに感じるんじゃないのかなと思います。

子どもたちからお手紙をもらった

1月の終わりに租税教室を行いましたが、そこの小学校の6年生からお手紙をいただきました♪

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いや、マジで感動です。すっごい嬉しかったです。
ちなみに左の絵は東京地方税理士会のマスコットキャラ「トッチー君」です。

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こんなオリジナルのクリアファイルを子供たちにプレゼントしたのですが、そのイラストを描いてくれました♪
(ちなみにトッチー君の胸には税理士バッヂがあるでしょ。トッチー君は税理士なのです。(^^♪)

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みんな綺麗に書いてくれました。

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逆に励まされたり・・・(^_^.)

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「小学生にも分かるマイナンバー講座」みたいなオリジナルの講義も入れてみたりしています。

まとめ

税金という制度自体は悪いものではありません。
むしろ、なぜ「悪いイメージ」のほうが先行してしまっているのか、というコトについてを考える必要があるだろうと思います。

税金を集める方法を検討するのも良いのですが、

▼ どのようなものにどれだけの税金が使われているのか
▼ 誰が税金の使い方を決めているのか
▼ どうすれば自分たちも税金の使い方を決めるのに参加できるのか

ということを知ってもらう必要があるんでしょうね。

 

 

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すずき会計代表 税理士 行政書士 小田原・湘南地域を中心に地域密着で中小企業をサポート。 「走る税理士」としてトレイルランニングで百名山制覇に挑戦中! 相続や事業承継などに特化した「小田原相続サポートセンター」や起業家を支援する「小田原会社設立開業サポートセンター」などを運営している。

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