税務署から「○○のお尋ね」という書類が届いたんだけど・・・?~税務署にはいろいろな情報が集まっている~

税理士が顧問していてもしていなくても、税務署の「税務調査」というものはやってくるものです。

税務調査というモノは会社やビジネスの規模・業種・エリアなどによって異なってきますが、「絶対にウチには来ない!」と言い切れません。

 

ただ、そうは言っても税務署も人手が足りなくて困っているという現状があります。

カンタンな書面だけでチェックを行う「税務署からのお尋ね」というのも税務調査の一つのカタチです。

 

実際に調査に行って調べるだけが税務調査では無い?

 

税務調査とひとくちに言っても、色々なタイプの調査があります。

実際に税務署の職員がやってきて、みっちりと帳簿関係の書類をチェックするような調査(実地調査)をイメージする人が多いかもしれませんね。

税務調査といえば、確かにこのタイプの調査が多いです。

ただ最近は、税務署サイドも人件費削減で人数が減らされているので、もっと効率的な調査方法を取り入れています。

税務調査は

「納税者がキチンと正しく申告しているかどうかをチェックする」

という目的だけではなく、

「ちゃんと税務署はみなさんの申告内容をチェックしているんですよ!だから正しく申告して下さいね!」

という無言のプレッシャーをかけるという目的もあるのです。

ですから、税務署としては出来るだけ多くの納税者と触れ合う機会を作ろうとしているのです!

こういった接触の機会として使われているのが、「税務署からのお尋ね」と呼ばれる税務署からのお手紙です。

 

税務署からのお尋ねとは?

この「税務署からのお尋ね」とはいったいどういう書類なのでしょうか?

税務署にはいろいろな官公署や金融機関から情報が集まるような仕組みになっています。

▼ 不動産を買ったり売ったりした場合の登記の情報
▼ 海外にお金を送金したり送金されたりするような情報
▼ 会社を設立したり住所を変更した情報
▼ 生命保険や退職金などが支払われた情報
▼ 家賃や地代などを支払ったりした情報
▼ お給料や報酬などを支払った情報

このような情報を参考に税務署ではチェックリストを作成します。
その情報をもとに「税務申告が必要な人・税金を納める必要がありそうな人」をピックアップします。

例えば、土地や建物などの所有者が変わった場合、法務局から税務署に

① 変更があった日付
② 土地や建物を取得した人の住所・名前
③ 土地や建物の旧所有者の住所・名前
④ 変わった原因(相続、売買、贈与など)

といった情報が伝わります。

税務署ではその情報をもとに

▼ 土地や建物を売った人は売買代金をもらったお金(譲渡所得)があるだろう
▼ 土地や建物を買った人はどこからお金を調達したんだ?(親から援助?銀行から?隠していた収入がある?)
▼ 相続が原因なら相続税の申告はしている?

といった仮説を立てるんですね。

そして、「譲渡所得は申告しましたか?」「お金はどこから調達しましたか?」「相続税の申告はしましたか?」という案内の文書を出します。

これが「税務署からのお尋ね」というものが送られてくるまでの一連の流れです。

201606122

 

税務署から通知が届いたけどどうしたらいい?

 

ただ、こういった案内が来ても慌てる必要はありません。
実際のお金の流れなどを書くだけなので難しいことは何もありませんし、正しく処理していれば何も問題ありません。

「税務署から書類が来た」というだけで慌てる必要はないというコトです。

税務署だからといって全ての情報を把握しているわけでは無いので、こういったお金の流れを把握するためには直接本人から聞くのが一番手っ取り早いのです。

ですからこういう書類を送るのですね。

 

「税務署からのお尋ね」のような書類を使って、税務署は国民(納税者)と接触する機会を設けようとしています。

税務署としても「接触率」という基準を設けていて、どれだけ申告した人・納税者の人とやり取りが出来たかという基準を設けています。

実際に実地調査に行くのは税務署側も負担が大きいので、このようなお尋ねなどを活用して「目を光らせているぞ!」というアピールをしたいのです!

 

まとめ

 

最近は税務署もAI(人工知能)を活用して、怪しい・不自然と思われるような取引を選別してるそうです。

税務調査についても、昔ながらの「調査官のカン」に頼る手法から、ビッグデータを活用して不正な取引を洗い出す手法に切り替えています。

何かを隠そうとすると、どうしても不自然な動きが目立つようになってしまうのですよ。
(どこかの知事さんを反面教師にしてください。。。)

「バレナイかな・・・」とへんな気苦労をするくらいなら、正しくキチンと申告をすることを心掛けましょう。

 

 

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【編集後記】

金曜日の夜、地元の仲良しの税理士仲間と湯河原で飲み会をしました。
先方の事務所に新しいスタッフが入社したので合同の歓迎会?です(*^^)v
ちょっと飲み過ぎかな?

【今日のトレーニング】

湯河原で飲み会があったので、事務所からランで向かいました。
アップダウンの激しいロードを25kmほどジョグ。
今朝は68kgまで体重は落ちましたが一過性のものですね。
(ちなみに日曜の朝には69.5kgまでリバウンド)

【1日1新】 1日1新についてはコチラ

事務所から湯河原までラン。

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すずき会計代表 税理士 行政書士 小田原・湘南地域を中心に地域密着で中小企業をサポート。 「走る税理士」としてトレイルランニングで百名山制覇に挑戦中! 相続や事業承継などに特化した「小田原相続サポートセンター」や起業家を支援する「小田原会社設立開業サポートセンター」などを運営している。

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