税理士試験合格のためにマインドを切り替える~極端なくらいがちょうどいい~

本日は税理士試験の合格発表日

本日12月18日の金曜日は今年の夏に行われた税理士試験の合格発表日ですね。
8月下旬に試験が行われてから約4か月。
試験を受けた受験生の方にとっては、とても長い4か月間だったと思います。

自分は直接は関係ないのですが、昔の事務所の同僚や後輩、ブログ友達には受験生の方が多いので、やはり合格発表の日にはソワソワしてしまいますね。
みんなのところに朗報が届くことをお祈りしています。

ただ、そうは言っても税理士試験は難関国家資格の一つです。
そんな簡単に合格させてはくれません。

合格してもダメだったとしても、その結果を真摯に受け止めて次のステップに進んでいくことが大事です。

合格のためにはマインドチェンジが必要

私がこの業界に入ったのは23歳の時。
大学を卒業して半年間だけ公認会計士試験に専念受験したのですが、その年の試験に不合格だったので専念受験をやめて地元の税理士事務所に就職しました。

税理士事務所に就職してからは、会計士から税理士へシフトして働きながら勉強を継続・・・と言いたいところですが、就職してから数年間は「カタチだけの勉強」になっていたのが正直な話です。

毎年9月に資格の専門学校に申し込みをするものの、11月くらいになると勉強をサボりだすのがお決まりのパターン。
12月に入れば年末調整や確定申告、3月決算など会計事務所の繁忙期シーズン。
仕事の忙しさを理由にして、ほとんど試験勉強をしなくなってしまいました。

6月くらいになると少しは仕事が落ち着くので「直前期だけはやろうかなぁ」と少しは再開するのですが、そこから追い込んでも間に合うはずがありません。
毎年、カタチだけ試験休みをもらってカタチだけ受験をする「税理士試験の分母」になるためのイベントが行われていくのです。

そのうち専門学校にすら申し込みをするのも面倒になり、夏の税理士試験の時期には、金沢や仙台を試験会場に選んで「試験旅行」を満喫するというへっぽこ受験生になっていました。

「たぶんもう税理士試験には受からないんだろうなぁ」
と思っていましたので、30歳前には税理士業界から転職を考えていたのが事実です。

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30歳を前にして結婚を決めたとき、彼女(今の嫁さん)から
「試験勉強をやめるにしても一度くらい真面目に受けてみれば?」
と痛い一言を言われたのがきっかけで、自分の中のゆるゆるマインドを切り替えました。

「1年くらい本気でやってみっか」

と決断して、9月から簿記論と財務諸表論の二科目に働きながらチャレンジしてその年に両方とも合格。
それからは毎年1科目づつ合格できたという経緯があります。

要は何が言いたいのかというと
「本気で合格したいのであれば、合格するための思考と行動に切り替えることが必要」
ということです。

具体的に行動を起こす

切り替えのためには具体的にアクションを起こすことが必要です。

私が切り替えた具体的な行動とは

▼ 無駄な残業をやめて定時に帰宅する
▼ 定時に帰宅するために職場で「税理士試験の勉強をするので帰ります」と堂々と宣言する
▼ ちゃんと勉強していることをアピールするために、専門学校の定期試験の上位者名簿に毎回名前を載せる
▼ 夜型から朝方の勉強に切り替える
▼ 他のスタッフよりも多くの仕事量をこなす(定時で帰っても文句を言わせないため)

他にもいろいろありますが、自分で自分を追い込むようにしていました。
ドMの自分にはその方法が一番合っていたと思ったからです。

もちろん自分に合った方法でやった方が良いと思います。
ただ、私が知っている短期間で合格した人に共通することは、基本的にみんな気持ち悪いくらいにストイックで極端です。

撤退するのも一つの勇気

こんなことを言ってしまうと元も子もないかもしれませんが、税理士試験から撤退するのも一つの選択肢だと思います。

税理士試験を目指されえいる方の多くは20~30歳代の若い人だと思います。
短期間で合格する人でも3年、平均すれば合格まで10年はかかると言われているのが税理士試験です。

「若いときの1年」というのはとても価値のある時間だと思います。

変な話、私も20歳代のころは遊びほうけていましたが、それはそれで楽しい時間でした。
嫁さんからは「もっと早くから本気でやっておけばよかったのに・・・」とイヤミを言われることもありますが、20歳代のころに勉強サボって遊んでいたからこそ、30歳代に勉強に集中できたということも言えなくありません。

30歳代前半は税理士試験が生活のすべてでしたが、そのタイミングで結婚と出産・育児と言う人生の一大イベントにもぶつかってしまいました。
もし、税理士試験の勉強をしていなければ、新婚時代にもっと旅行とかできたかもしれませんし、もっと育児にも関われたかもしれません。

家族の支えがあったので勉強に集中できましたが、試験勉強のために失ってはいけないものを失うようであれば本末転倒だと思います。

「税理士試験に合格する」というのは、あくまで税理士になるための手段です。
税理士になるには税理士試験に合格する以外にも方法があります。

さらに言えば「税理士になる」ということも、あくまで仕事をするための手段です。
本当に自分がやりたい仕事をするためには「税理士になることが必要なのかどうか」ということも考えた方が良いと思います。

試験勉強がストレスになってしまい、自分のライフスタイルに悪影響を与えてしまうようであれば、税理士試験から撤退することの方が人生を豊かにしてくれるかもしれません。

合格の先には新しいチャレンジが待っている

もちろん税理士試験に合格すれば、将来の自分の選択肢が増えることは間違いありません。

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大手の税理士法人に就職して大企業の税務を学ぶのも良いでしょう。
会計業界は人手不足なので、税理士試験に合格できるくらいの知識があれば4大税理士法人に勤務することも夢ではありません。

大手の税理士法人でなくても、中規模事務所や特化型事務所に入社して自身のスキルを磨くことも出来ます。

また、思い切って独立開業するのもいいと思います。
一から独立開業するのは難しいと言うひともいますが、やる気があれば何とかなってしまうモノです。

私は30歳代の前半の人生を税理士試験に捧げてきました。
まわりが遊んだり飲みに行ったりしている中、学校や家にこもって勉強していました。
もっと違う楽しみ方ができたのかもしれません。

ただその時に身に付けた知識やスキルがあるからこそ、ひとりで独立開業する自信と勇気と根性が出来たと思っています。

今日の合格発表で見事に合格できた方は「自分は出来る」ということに自信を持ってください。

そして次の新しい目標にチャレンジしていってもらいたいと思います!(∩´∀`)∩

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すずき会計代表 税理士 行政書士 小田原・湘南地域を中心に地域密着で中小企業をサポート。 「走る税理士」としてトレイルランニングで百名山制覇に挑戦中! 相続や事業承継などに特化した「小田原相続サポートセンター」や起業家を支援する「小田原会社設立開業サポートセンター」などを運営している。

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すずき会計代表 税理士 行政書士 小田原・湘南地域を中心に地域密着で中小企業をサポート。 「走る税理士」としてトレイルランニングで百名山制覇に挑戦中! 相続や事業承継などに特化した「小田原相続サポートセンター」や起業家を支援する「小田原会社設立開業サポートセンター」などを運営している。