若い有資格者は超・売手市場!

8月18~20日に国家試験の一つである「税理士試験」が行われました。af0100041049
税理士になるには色々な方法があるのですが、国家試験に合格して税理士資格を取得する方法が一番難しいと言われています。

この税理士試験の終了に合わせて比較的規模の大きい会計事務所では、受験者を対象とした就職セミナーや説明会などを行うようです。
税理士試験の受験者であれば、基礎的な税務知識を持っている人が多いですからね。

それでは、大手会計事務所ではどのような人材を欲しているのでしょうか?

 

30歳未満の税理士試験合格者は希少価値高し!

最近、比較的規模の大きい会計事務所の代表者や採用担当者と話をする機会が多かったのですが、その時みなさんが口を揃えて言うのが「なかなか人が集まらない」ということ。
どこの業界も人材不足で悩んでいるのですが、会計事務所業界も他人ごとではありません。

会計事務所業界は、どちらかというと「ブラック業界」というイメージが強いからかもしれませんね。
残業は多いし、給料は安いし、人間関係も複雑なところが多い…。
(まぁ、あながち間違いというわけでもないので言い返せないのですが・・・(・_・;))

特に若い方で税理士業界を希望する方が非常に減っているようです。af9970009339

私が20歳代のころ、「将来、税理士や会計士になって独立したい!」という意気込みがある人が多かったような気がするのですが、最近はそういう気持ちのある人も減っているみたい。
税理士試験の受験者数も年々減少傾向にありますし、公認会計士にいたっては数年前の1/3前後にまで受験者が減っています。
ですので、当然ながら20歳代で合格する人の絶対数も減っているわけです。

ちなみに税理士全体に占める20歳代の税理士の割合は0.6%!
1,000人いて6人しかいないわけですから希少性は計り知れません。
30歳代でも全体の10%ですから、とにかく「若くて資格を持っている」というだけで強力な武器になるわけです。

 

25~32歳、5科目合格の男性で実務経験3年以上の男

税理士や会計士専門の転職サービス会社の方とお話をする機会がありました。
どういう人材を大手会計事務所は欲しているのか試しに聞いてみると

「25~32歳、5科目試験合格で実務経験3年以上の男性」

というスペックであれば、どこの会計事務所でもまず採用したいと思われる理想像だそうです。

まぁ年齢だけでも欲しがられるところに「試験合格」「実務経験」というものがプラスされれば尚更だと思います。
(最近は試験合格というポイントは薄れてはきているそうです。)

ただ、やはりポイントは「年齢」なんですって。
こればかりは後でどうにかなる問題ではないですからね。

 

会計事務所の就業スタイルが変わる?

今までは「職員が辞めたら新人を補充」というのが従来のスタイルでした。af0100001700
ただ、今後はそのスタイルも変わっていくでしょう。

新しく人材を募集したとしても思うように人材は集まりません。
であるならば、今いる職員やスタッフに「いかに辞めないでもらうか」ということを重視する方向に切り替わっていくと思います。

スタッフひとりひとりがやりがいをもって仕事が出来るようになること
経済的に自立できる賃金体系を確立すること
自分の能力を正しく評価してもらえるような仕組みを作ること

また、スタッフの数を確保できないのであれば、人海戦術に頼らない効率的な業務システムを構築することも考えなければなりません。

人材の問題というのは、会計業界だけでなくすべての業種に共通する問題でもあります。

「人が集まらない」「スグに辞めてしまう」

上記のような問題を抱えている事業所は、根本的なシステム作りから考え直した方が良いかもしれません。

営業代行や経理代行など、バックオフィス的なものを外注化することも一つの方法です。

職場の環境をよくすることは売上アップの大事な要素です!

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すずき会計代表 税理士 行政書士 小田原・湘南地域を中心に地域密着で中小企業をサポート。 「走る税理士」としてトレイルランニングで百名山制覇に挑戦中! 相続や事業承継などに特化した「小田原相続サポートセンター」や起業家を支援する「小田原会社設立開業サポートセンター」などを運営している。

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